| 2009/09/28 |
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【第94回】小論文の書き方2 関心を深めて広げる
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前回は次のような話をしました。「授業の中で短い文章を課すことがある。これの苦手な学生がいる。まずは好奇心を働かせてもらいたい。」今回はその続きです。何か特定の話題に詳しくなることが、このような課題への対策になると思います。
仮にファッションに関心があり、週末は色々なショップに出掛け、家でもファッション雑誌を読んでいる人なら、ファッションをテーマとして掘り下げてみてはいかがでしょう。例えば、最近は有名モデルがブログを書いており、私達は普段の姿を垣間見ることができます。書物であれば、内容にまとまりが出てきます。押切もえ著「モデル失格」(小学館新書)などがありますね。このあたりは皆さんの、日常生活の範囲内だと思います。
次に以下のような作品を、観たり読んだりすることをお勧めします。ファッションに携わる人々を知り、ファッションの歴史・文化としてのファッション・アパレル企業の経営などに触れられます。アンヌ・フォンテーヌ監督「ココ・アヴァン・シャネル」(ワーナー・ブラザース映画)は、デザイナーの生涯を描いた映画です。「ファッション」(岩波新書)の著者森英恵はデザイナーですが、モデルの森泉の祖母と言う方が親しみ易いでしょうか。寺田和正著「サマンサタバサ世界ブランドをつくる」(日本経済新聞出版社)は、社長が自らのブランドについて述べたものです。
このあたりまで来られたなら、関心は一気に広がります。きちんとカラー・コーディネートをしたいなら、色彩を基礎から学ぶ必要があるでしょう。現代のファッションを理解するためには、服飾史を学ぶことも有効でしょう。ファッションを企業の立場で考えれば経営学が、個人の立場で見れば心理学も関わります。
こうしてファッションという基盤ができれば、そこから色々な科目を眺めることができます。そうすると自分なりの切り口があるので、多くの科目で何かしら述べられるようになるでしょう。
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■■■PROFILE■■■
池田 善英(いけだ よしひで)
ビジネス心理科 准教授。文学修士。
担当科目/心理学概論
専門分野/社会心理学。
主な著書/「こころの科学」アートアンドブレーン。
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