東京成徳短期大学 TOKYO SEITOKU COLLEGE Mind・Children・Communication
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2009/09/07
【第91回】変わり行く日本語<2>~漢字~


現在日本人が一般に読み書きすべき漢字は昭和56年に常用漢字(新聞などで使われる漢字で、高校までに学習すべき漢字)として定められました。それが、情報社会の変化にともない、2005年から見直され、来年(2010年)には改定される予定です。
つまり、PCや携帯電話等の普及に伴い、使われる漢字が増えてきたため、改定が求められているということです。

漢字は変化しないと考えられがちですが、時代の変化に応じて使われ方はどんどん変化しているのです。
現在の常用漢字は1945字となっていますが、改定では200字近く増えそうです。
高校生の漢字学習も少し負担が多くなるかも知れません。

では、そもそも漢字とはどれくらいあるのでしょう。世界で最も多くの漢字が収められているという『大漢和辞典』(分厚い本で13巻あります)には、5万語以上の漢字が掲載されています。実は、この『大漢和辞典』の作成に携わったのが、本学図書館のメディアスペースの前で胸像となっている鎌田正先生(前副学長)なのです!本学の学生・教員として誇りに感じます。

私たちは5万語の及ぶ漢字の中から、時代と文化に必要な字を選択し、場合によっては字体を簡略化しながら使用しているのです。長い間には、皆さんが学校で習ったことのない字に遭遇するようになるかも知れません。
変わり行く日本語を敏感に感じ取って、対応して行かなければならないということなのでしょう。

 


■■■PROFILE■■■
田中 真理子(たなか まりこ)
ビジネス心理科 准教授。文学修士。
担当科目 日本語表現法 プレゼンテーション論 プレゼンテーション演習A ビジネス表現トレーニングなど。
専門分野 日本文学における表現研究 
主な著書 『別離・一路』『金子みすゞの世界』『斎藤茂吉』など。

 
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