| 2009/07/27 |
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【第88回】考え方のクセ
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みなさん、2匹のかえるが登場する「おてがみ」というお話を知っていますか?
これはアーノルド・ローベルさんの絵本『ふたりはともだち』(アーノルド・ローベル作、三木卓訳 文化出版局)に収録されているお話で、小学校の国語の教科書にも採用されていたので、学生さんに聞くと、知っている人も多いです。このシリーズのお話はどれも心温まるものばかりです。
登場人物は“がまくん”と“かえるくん”の2匹のかえるです。「おてがみ」のお話の中に次のような場面があります。
がまくんにとって、てがみを待つ時間は悲しい時間です。なぜなら、これまでに一度もてがみをもらったことがないからです。がまくんは言います。
“いままで だれも おてがみ くれなかったんだぜ。 きょうだって、おなじだろうよ。”
がまくんと一緒で、私たちもうまくいかないことが何回か続くと、これからもずっとそれが続くと思いこんでしまいます。もしかしたら、次はうまくいくかもしれないのに・・・。これからもきっとうまくいかないだろうと考え、自分であきらめてしまえば、行動することもないので、その後ももちろんうまくいかず、「ほらね、やっぱりうまくいかない」と、さらに自分の考えを強めてしまうことになります。
私たちの感情や行動は、ものの受け取り方や考え方に大きく影響を受け、また感情や行動が考え方に大きく影響し、お互いが影響を与え合っています。カウンセリングでは、まずそのことに気づき、自分の考え方のクセを見つけ、そしてもし悩みや問題を引き起こしているような考え方のクセがあればそれを見直し変えていきます。
さて、そんな悲しい気持ちのがまくんに対して、友達のかえるくんはどうしたのでしょうか?かえるくんは、がまくんの考え方を修正するために、そしてがまくんが希望を持てるよう、ある行動を起こします。どんな行動を起こしたのか? それは、ぜひ本を読んで確かめてみてください。
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■■■PROFILE■■■
木村 真人(きむら まさと)
ビジネス心理科助教。博士(心理学)。
担当科目/性格の心理、家族関係の心理、心理統計法など。
専門分野/カウンセリング心理学、学生相談。
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