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2009/07/06
【第85回】エニグモのシェアモ


日本でも4R運動が浸透してきています。4Rとはご案内の通り、環境先進国ドイツで始まった消費者運動で、循環型社会を形成していく上で基本となる考え方であり、推進しようという以下の4つの行動の頭文字を取ったものです。
①リフューズ・Refuse ・ゴミになるものは作らない、買わない
②リデュース・Reduce ・買う量や使う量を減らす
③リユース ・Reuse ・再利用する
④リサイクル・Recycle・再資源化する

最近、不要と必要を結ぶ業態としてリサイクルショップが雨後の筍のように出現していますが、売買ではなく共同利用を呼びかける全く新しいサービスビジネスが今年1月に始まりました。エニグモという日本の会社が、フライパンからジェット機まで何でもシェア(共同利用・貸し借り)出来るというネットサービス「シェアモ」を立ち上げたのです。同社は「捨てられている新品のビニール傘を(もったいない)と感じたことが着想の原点です。この傘のように、まだ使えるもったいないものを、所有物から共有物に変えることで、使いたい人が使いたい時にだけ利用できるような合理的で環境にも優しい社会が出来るはずと考え、シェアリングサービスというコンセプトにたどり着きました。」と述べています。主な収入はサイト掲載の広告などをあげておりビジネスモデルとしてはこれからですが、物品以外にサービスや情報なども対象とする予定で面白いと思います。物を大事に使い、長く最後まで使い続けるという気持ちは強まってきていますが、更に一歩踏み込んで、買わない、捨てない、所有しないという新しい形のサービスがこれから日本でどう発展するか、楽しみですね。

 


■■■PROFILE■■■
野口 禎一郎(のぐち ていいちろう)
ビジネス心理科教授。商学修士。
担当科目/経営学入門、現代企業概論、インターンシップ、キャリア開発、流行論、アパレル商品論、販売の心理、など。
専門分野/流通戦略論

(株)伊勢丹、ジャスコ(株)を経て(株)ブルーグラス代表取締役社長、イオン(株)執行役を歴任後、本学に。

 
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