| 2009/06/23 |
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【第83回】“ことば”を“感じる”こと
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私たちが普段何気なく使っている“ことば”。
事実や情報、自分の考えなどを相手に伝えるとき、・・・ことばで相手に正確に伝えることが大切です。
自分の気持ちや想いを相手に伝えるとき、・・・ことばで相手に伝えることは簡単ではありません。
自分の中にある気持ちや想いを“ことば”に置き換えることはとても難しいことです。“ことば”で自分の気持ちを相手に伝えていても、「あれ? これが本当に自分が感じていることかな? 伝えたいこととはなんか違うなぁ」と感じることはないでしょうか?
そのような時は、その時に感じている気持ちや想いを無理に“ことば”に置き換えようとするのではなく、“ことば”にその想いや気持ちを乗せて、相手に届けるイメージで伝えてみてはいかがでしょうか。“ことば”を頭で考えてやり取りするのではなく、“ことば”を感じながらやり取りするイメージです。そのような想いや気持ちが包まれた“ことば”はきっと相手もこころで感じながら受け取るでしょう。
ミュージシャンが歌う歌詞や、アーティストが表現する“ことば”は、まさに気持ちや想いがたくさんつまった“ことば”で、私たちのこころや感情に響きます。そのような“ことば”が持つ力はとても大きなものです。私も好きなミュージシャンの曲・歌詞に元気をもらったり、勇気づけられます(ミスチル、ハナレグミ、中村一義、曽我部恵一、などなど・・・知ってますか?)。
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大阪万博のシンボルとして制作された『太陽の塔』や、渋谷駅に展示されている巨大壁画『明日の神話』で有名な私が好きな芸術家の岡本太郎さんは、こころに響くたくさんの“ことば”を残してくれました。
人生は積み重ねだと誰でもおもっているようだ。
僕は逆に、積み減らすべきだと思う。
財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、
かえって人間は自在さを失ってしまう。
(岡本太郎 『強く生きる言葉』
イーストプレス より引用)
“ことば”を頭で理解するだけでなく、こころで感じて、味わってみてはいかがでしょうか?
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■■■PROFILE■■■
木村 真人(きむら まさと)
ビジネス心理科助教。博士(心理学)。
担当科目/性格の心理、家族関係の心理、心理統計法など。
専門分野/カウンセリング心理学、学生相談。
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