| 2009/06/08 |
 |
|
【第81回】手紙を書く~切手で楽しむ~
|
筆不精という言葉があるように、手紙を書くことはなかなか面倒なものです。
授業で手紙の書き方などというものを扱っていますが、私自身、手紙を書くのを億劫に感ずることがあります。特に目上の方へ書かなければならないとなると、1日延ばしにしていて慌てて書くということもしばしばです。
そんな時でも、気に入った切手を買っておくと、手紙に向かう勇気が湧いてきます。文学関係の知り合いには“夏目漱石”の切手、古典文学研究の知り合いには“源氏物語”の切手、子供のいる家庭には“サザエさん”や“ミッフィー”の切手などと相手の顔を思い浮かべながら使います。近頃は、各地で独自の切手が作られているので、旅行に出かけた折には、現地の郵便局でご当地ものの切手を買っておきます。こんなところに行ってきましたという言外のメッセージのつもりです。
ところで、近頃知ったのは、私たちの学園のある北区でも「ふるさと北区」という切手シートを作っていることです。2年生の皆さんと出かけた“中央図書館”や“名主の滝公園”のほか、“飛鳥山公園”等の図柄もあり嬉しくなりました。大学の近くにはこんな所がありますというメッセージを込めて使用します。なんでもない手紙に心を添えるような気がするのは自己満足でしょうか。
折々に集めている切手ですが、しまい込んだりせず、どんどん使ってしまうのが私のモットーです。50円、80円という少額の切手といえども、手紙に貼るときはわくわくした気分になり、手紙を出すこと自体が楽しくなります。
|
■■■PROFILE■■■
田中 真理子(たなか まりこ)
ビジネス心理科 准教授。文学修士。
担当科目/日本語表現法 プレゼンテーション論 プレゼンテーション演習A ビジネス表現トレーニングなど。
専門分野/日本文学における表現研究
主な著書/『別離・一路』『金子みすゞの世界』『斎藤茂吉』など。
|
|