| 2009/05/25 |
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【第79回】ブランド・マーケティングは心理学だ !!
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心理学の知識がブランド・マーケティングに役立つ事例を紹介します。皆さんが関心を寄せるファッション・ブランドを取り上げて見ましょう。ルイヴィトン、シャネル、ローリーズファーム、ジーナシス、ユニクロなど、学生にとって、憧れの、あるいは身近な人気のブランドです。ブランドを提供する企業にとって、自社ブランドを複数で構成している場合は、それぞれのブランドの特徴をどのように打ち出すか、また、競合ブランドに勝る価値をどのようにデザインして表現するか、などを検討する前に、お客様のライフスタイルやファッションの好みを把握します。ここでは、女子大生のライフスタイルを心理学的に分類するために、因子分析とクラスター・アナリシスという手法を使いました。学生達が発見した「4つの自己期待イメージのクラスター(グループと言っても良いです)」は次の通りです:
第一グループは、かわいい・華やかな、セクシーでスタイルが良い、といった点を重視しており、見た目を大切にしていることから、外見重視派と名付けられます。構成比13%。
第二グループは、家庭的、しっかり者、爽やか、といった自己期待イメージが強いことから、素敵な奥様派といえます。構成比34%。
第三グループは、知的、自立した、を重視して、逆に、かわいい、とか、家庭的な、にはネガティブな回答をしていることから、知性・社会派とします。構成比32%。
第四グループは、洗練された、個性的な、を重視しており、逆に、かわいい、とか、キュートな、というイメージは期待していないことから、少し大人の洗練・個性派と名付けて良いでしょう。
そして、それぞれのターゲットのニーズ&ウォンツに応えてブランドを創るのです。
マーケティングにおける顧客ターゲットの構成は、このような心理学的な手法を使って行っています。「測ることが出来れば、創ることが出来る。」これは、キャノンの元社長、現在経団連会長の御手洗さんから教えられたこと、ファッションのマーケティングにおいても同じです。ターゲットとブランドの最適マトリックスを理解している企業は、今も業績を伸ばしているのです。心理学はスゴイよね。
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■■■PROFILE■■■
松坂 たか宜(まつざか たかよし)
ビジネス心理科教授。ビジネス心理科長。
担当科目/マーケティング・ベーシック、マーケット・リサーチ、異文化コミュニケーションなど。
専門分野/マーケティング・コミュニケーション、ブランド戦略
(株)電通のマーケティング・ディレクター、ロンドン支局長を経て本学に。
日本マーケティング協会(JMA)会員
The Foreign Correspondent's' Club of Japan(FCCJ)会員
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