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2009/03/04
【第75回】ファッション・ブランドの選択は、どのように行われるか -ビジネス心理科2年生の調査研究より-


2年生のビジネス心理専門演習で、学生が自分達で計画し成し遂げた「ファッション・ブランドの選択は、どのように行われるか」という調査研究があります。
この研究は、現実の市場におけるブランド競争の様子を、実に良く説明していることが明らかになりました。

現在、景気後退が著しく、ファッション・ビジネスも低迷しています。そのなかで、ユニクロが元気なことは、皆さん良くご存知ですね。実は、もう一社、業績の良い注目企業があります。「LOWRYS FARM(ローリーズファーム)」や「JEANASiS(ジーナシス)」などをブランドとして持つPOINT(ポイント)です。
学生達の分析によると、家庭重視志向のヤング女性は、ローリーズファームを選んでいます。その理由は、「かわいいから、優しい感じだから、お値段が手頃だから」等です。
一方、洗練・個性志向のヤング女性は、ジーナシスを選んでいます。その理由は「洗練されている、自分のファッションに合う、時代の先端をいっている」等からです。
POINTは、顧客のそれぞれのライフスタイルに上手に合わせたファッションデザインを提供して顧客のこころを捉えているのです。

それぞれのブランドファンの特性分析において威力を発揮したのは、因子分析やクラスター分析という統計手法で、心理学の知識を基に集計・分析・解釈されているのです。

 


■■■PROFILE■■■
松坂 宜(まつざか たかよし)
ビジネス心理科教授。ビジネス心理科長。
担当科目/マーケティング・ベーシック、マーケット・リサーチ、異文化コミュニケーションなど。
専門分野/マーケティング・コミュニケーション、ブランド戦略
(株)電通のマーケティング・ディレクター、ロンドン支局長を経て本学に。
日本マーケティング協会(JMA)会員

 
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