| 2009/01/19 |
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【第72回】カメはなぜウサギに勝てたのか?
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イソップ童話の「ウサギとカメ」は知っていますね。
“ウサギとカメが競走した。
ウサギは足が速いのだが、途中で寝てしまった。
カメは足が遅いのだが、歩き続けた。
競走に勝ったのはカメだった。”
教訓として「努力が大切だ」とよく言われます。
しかし、それだけでしょうか?
もしカメがコースをはずれて右や左に迷走したら、ゴールにたどりつけなかったでしょう。
カメが勝てたのは、ゴールを目指して、直進したからです。
つまり正しく努力するために、「目的を意識すること」、「適切な方法を取ること」、が大切なのです。
真面目だけれど、成果の挙がらない学生がいます。
例えば、レポートを美しく仕上げるため、表紙や見出しに様々な書体や色を使います。
しかし本文に誤字や脱字が残っています。
レポートの評価としては、書体や色は瑣末なことです。
まず本文を読み直し、誤字や脱字を修正すべきです。
この学生は、「良いレポートはどのようなものか」を意識していません。
そのため「何をすべきか」を正しく考えられません。
その結果、無駄な行動を取っています。
目的、方法、行動の3点セットが大切だと思います。
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■■■PROFILE■■■
池田 善英(いけだ よしひで)
ビジネス心理科 准教授。文学修士。
担当科目/心理学概論 知的行動の心理 人間関係の心理 対人認知の心理 心理統計法 統計処理演習など。
専門分野/社会心理学。
主な著書/「こころの科学」アートアンドブレーン。
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