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2008/10/14
【第62回】働く人のメンタルヘルス②~仕事で燃え尽きないために~


働くということ。それは、自分の夢・生きがい、人生そのもの、生活のため、家族を養うため、ただなんとなく・・・、その目的や位置づけは人それぞれです。
仕事は、その人の人生をより豊かにすることもあれば、時にはその人のメンタルヘルスを悪化させることもあります。

熱意と意欲を持って仕事に取り組んでいた人が、突如としてあたかも“燃え尽きて”しまったかのように、それまでの意欲を失い、情緒的に消耗し、心身ともに疲れ果て、ついには退職に至るとケースがあります。このような現象は“バーンアウト(症候群)”と呼ばれています。スポーツ界でも、オリンピック選手が金メダルを取った後に、燃え尽きてしまい競技から離れてしまうことがあり、それをさす言葉として“バーンアウト”や“燃え尽き症候群”という言葉を耳にしたことがある人も多いでしょう。

働く人のバーンアウトに関しては、当初は介護士や看護師、教師などの人を援助したり、人と関わる仕事、いわゆるヒューマンサービスに従事する人に特徴的な現象と考えられてきました。しかし、現在では、どのような職種にもバーンアウトは生じうるとされています。
バーンアウトに陥りやすい人の特徴として、完ぺき主義的な人、理想主義的な人、ひたむきに働く人などが指摘されています。

では、仕事で燃え尽きないためには、どうすればよいのでしょうか?
仕事への情熱とともに仕事と適度な距離をとって付き合う冷静さ、悩みを話せる相談相手の存在、ストレスの発散などが、必要であり、大切です。もちろん、バーンアウトは働く人個人の要因だけで生じるわけではありません。したがって、会社組織として職場環境を調整することが欠かせません。

みなさんそれぞれの“仕事との上手な付き合い方”を見つけてみましょう。

 


■■■PROFILE■■■
木村 真人(きむら まさと)
ビジネス心理科助教。博士(心理学)。
担当科目/性格の心理、家族関係の心理、心理学研究法、心理統計法など。
専門分野/カウンセリング心理学、学生相談。

 
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