| 2008/09/16 |
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【第58回】テレビの地上デジタル放送への切り替え
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2011年に、現行の地上アナログ波によるテレビ放送は、地上デジタル放送(地デジ)に、完全に移行します。有限の電波資源の有効活用と、きれいな画像受信を実現するためと言われています。
普通の家庭で、テレビの買い替えや、デジタルチューナーの購入といった対応をしないでいると、テレビが見られなくなってしまいます。
「まだ先のことだから、放っておこう」という人、結構多いのでしょう。
しかし、ことはそれほど簡単ではないようです。
知り合いの電器屋さんに、聞いた話です。
「地デジを見るためには多くの場合、アンテナも新設しなければいけない。町中で一斉に工事をすることになったら、何ヶ月かかっても終わらない。」
切り替え直前には、アンテナ工事待ちで、各家庭でテレビが見られないケースが続出しそうです。
テレビを楽しみにしている人は、多いはずです。
一方で、この問題がよく分からない人や、お金に余裕がなくて地デジ対応の機器が買えない人も多いことでしょう。テレビは、日常生活の基盤商品ですから、影響は計り知れません。
このような日常生活に大きな影響を及ぼす事柄が、多くの国民の知らないうちに、決まってしまったようです。後期高齢者医療制度への移行のように。
政府は、説明する手間を惜しんだのでしょうか。反対されるので、説明が面倒だったのでしょうか。全てを、メーカー任せにしてしまったのでしょうか。
政府は、事前に広く国民に知らせ、意見を求めるべきだったと思います。
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■■■PROFILE■■■
池田善英(いけだ よしひで)
ビジネス心理科 准教授。文学修士。
担当科目/心理学概論 知的行動の心理 人間関係の心理 対人認知の心理 心理統計法 統計処理演習など。
専門分野/社会心理学。
主な著書/「こころの科学」アートアンドブレーン。
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