東京成徳短期大学 TOKYO SEITOKU COLLEGE Mind・Children・Communication
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2008/08/04
【第52回】ニコニコ動画


“ニコニコ動画”は、ケイタイネットワークのドワンゴ(㈱DWANGO)と、匿名掲示板サイト“2ちゃんねる”を立ち上げた西村博之氏が一緒に始めたニワンゴ(㈱NIWANGO)が、インターネット動画共有サービス“YouTube”の人気の高まりに伴い開始した、動画へのコメント機能を売りとした動画配信関連サービスです。

スタートから1年余りで会員登録者数が500万人を超え、ユーザーは益々増え続けています。携帯電話版“ニコ動モバイル”も始まっていて、8月からは“ニコニ・コモンズ”という動画素材の利用機能も加わります。高校生・大学生が“ミクシー”は子供っぽいからという理由で、“ニコ動”に流入しています。自分の投稿とそれ以前の書き込みが、同じタイミングで表示されることで、利用者同士の一体感を演出できることも新鮮なようです。広告主が付かず事業的にはどうかと、斜に構えていた業界も注目し始めました。

一方、2004年に米国で大学生が始めて、今やポスト・Googleの勢いになっているFacebook社が、日本に上陸しました。全てにフェアであることを最重要の価値とする国だけあって、全て実名で投稿することを前提としています。匿名OKの“ニコ動”は、極めて日本的といえますね。
Facebook社のCEOマーク・エリオット・ザッカ―バーグ氏は、説明会で次のように言っています。

「100年に一度、メディアが変わります。この100年は、マスメディアでした。広告といえば、マスメディアを使ってコンテンツを押しつけること。過ぎ去った100年がそうでした。次の100年、情報は人に押し付けるものではなく、みんなが持っている無数のコネクションの中で共有するものになります。広告は変わります。みなさんはこのコネクションに入っていかなければなりません。」
「人が人を動かします。信頼する友からの推薦ほど、人に影響を与えるものはありません。最高のコマーシャルのメッセージよりも、信頼できる紹介によって人は動かされます。信頼できる紹介は、広告における至高の目標といえるでしょう。」
コミュニケーションをめぐる変化がドラスティックで、ビジネスにどう生かせるか、ドキドキするほど面白いですね。

 


■■■PROFILE■■■
野口禎一郎(のぐち ていいちろう)
ビジネス心理科教授。商学修士。
担当科目/経営学入門、現代企業概論、インターンシップ、キャリア開発、流行論、アパレル商品論、販売の心理、など。
専門分野/流通戦略論
(株)伊勢丹、ジャスコ(株)を経て(株)ブルーグラス代表取締役社長、イオン(株)執行役を歴任後、本学に。

 
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