| 2008/06/16 |
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【第45回】法律施行と小売店の品揃え
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今年4月1日からメタボ検診制度(特定健康診査)がスタートした。日本人の生活習慣の変化や高齢化などによって、生活習慣病や生活習慣病予備軍が年々増加している背景から、医療費削減につながるとして、組合保険や共済組合、国民健康保険などを運営する市区町村や企業に義務づけられた。この検診の対象者は40~74歳の被保険者と被扶養者だ。メタボの診断基準値は、腹囲が男性85cm、女性が90cm以上、またはBMI(体重÷身長の二乗)が25以上の他、血圧が最大1300mmHg以上、最小85mmHg以上、コレステロール値・中性脂肪150㎎/dl以上、HDL善玉コレステロール40㎎/dl未満、空腹時血糖値100㎎/dl以上または平均的血糖値HbA1c5.2%以上のようだ。腹囲が基準値以上で、それ以外のものが1つ当てはまると、メタボ予備軍、2つ以上だとメタボリックシンドロームと診断され、(特定保健指導)を受ける。検診や保健指導を受けないペナルティは5年後の2013年から導入され、後期高齢者医療制度の支援金が10%の範囲で削減されるようだ。
今、家電量販店では、体脂肪計や血圧計、各種運動器具、ダイエット器具、体成分分析器などから、調理時に肉などの脂分を落とせるスティームオーブンなどまでメタボ関連商品のコーナーを大幅に増やしている。薬局では、特定保健用食品(トクホ)や豊富なサプリメントから岩盤浴の入浴剤などまで山積みされている。本屋では、食事療法や運動関連の雑誌の棚割が増えている。小売業がお客様の抱える問題の解決業だと言われて久しい。だから、小売の店頭を見て回っていると時代の変化が分かり、先の兆しが見えてくる。なんとも楽しいものだ。このように直接品揃えに影響するものだから、法律の施行や改正に常に気を配っておくことが大切だ。
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■■■PROFILE■■■
野口禎一郎(のぐち ていいちろう)
ビジネス心理科教授。商学修士。
担当科目/経営学入門、現代企業概論、インターンシップ、キャリア開発、流行論、アパレル商品論、販売の心理、など。
専門分野/流通戦略論
(株)伊勢丹、ジャスコ(株)を経て(株)ブルーグラス代表取締役社長、イオン(株)執行役を歴任後、本学に。
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