| 2007/12/27 |
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【第29回】ビジネス心理科のおもしろ授業~消費者の心理その3~
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■ご当地の香りで、観光地の活性化
香りには、すばらしいパワーがあります。ある香りをかいだ瞬間、あの日、あの時、あの場所で、だれそれと、こんなことがあったと、すっかり忘れていたはずの出来事を、一瞬で思い出すことができます。
インドの空港ではカレーが、タイではナンプラー(魚醤)が、フランスではワインが、日本では味噌・醤油の匂いがするといわれます。
観光地の良い香りをかぐことで、また訪れたいなァ、友達と一緒に旅に出たいなァという気持ちにさせてしまいます。
そんな香りのパワーを観光客の誘致に生かそうと、各地の観光協会と香水メーカーの手(鼻)で「ご当地香水」が、開発・発売されています。
尾道市では千光寺公園の桜のイメージで、竹原市ではかぐや姫と竹のイメージで、高知市ではよさこい祭りとトサミズキのイメージで、東京では神秘的な2000年前のハスのイメージで、草津町では石楠花のイメージで、香水が作られ販売されています。資生堂最新作の14番手は、オペラ「蝶々夫人」と優雅で気品あふれるバラから、長崎市の香水が開発・発売されています。
花王は、熊野古道の森林の香りを香水にと、平成20年を目標に開発に取り組んでいます。
ご当地香水の香りで、楽しい思い出をよみがえらせた人、その香りを一緒に楽しんだ人が、私もと、訪れるようになると、観光地にもっと賑わいが出てくることでしょう。
■■■PROFILE■■■
松井陽通(まつい きよみち)
ビジネス心理科教授。商学修士。
担当科目/消費者の心理、広告コミュニケーション論、情報メディア論など。
専門分野/広告論、消費者行動論、広報論。
(株)博報堂、茨城大学人文学部を経て本学に。
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